2024/03/30
鶴翔ニュース0639
東北の気仙沼線BRT(Bus Rapid Transit)がいよいよ自動運転としてスタートします。
BRTは「バス高速輸送システム」と呼ばれ、バス専用道や専用レーンを使用して輸送力や利便性を高めるシステムで、赤字で地方ローカル線が存続の岐路に立たされる中、鉄道に代わる交通機関としても注目されています。
気仙沼線BRTは、私が国土交通副大臣時代に、東日本大震災で甚大な被害を受けた赤字ローカル線の代替策として、JR東日本の要請を受けて、私が決断したものです。
当時は「鉄道の来ないところに嫁は来ねぇ」と地域の皆様から相当な批判がありましたが、線路敷をバス専用道として舗装し、それが将来的に自動運転として運行する日には、必ずや今よりも利便性が高くなると主張して強行させていただきました。
一度見に行っていただければわかると思いますが、当時は1時間に1本あるかないかの超赤字ローカル線が、今では時間単位4~5便のバスが通る時間帯もあり、専用舗装道路を走るため、乗り心地も格段に向上し、そしてまた鉄道周辺地域でなくともバス自身が迎えに来てくれるということもあって、かなり利便性は高まり、地域の皆様から高好評であるようです。
そこへ今回の運転手なしのレベル4自動運転の開始です。おそらくはこれを皮切りに全国でBRT事業は広まっていくことでしょう。我が和歌山県においても導入の機運を盛り上げていきたいと思います。
つるほ庸介
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