2024/10/06
鶴翔ニュース0654
10月6日からJR和歌山線のサイクルトレインの実証実験が、和歌山駅~五条駅間でスタートしました。
和歌山県サイクリング協会の副会長を務めていた2017年11月に、JR西日本和歌山支社との共同企画で、和歌山駅~橋本駅間で「きのかわサイクルトレイン」として専用列車を毎週土曜日に一往復、実証運行しました。
その後、和歌山県内では2021年9月からきのくに線(紀勢本線)で本格的にサイクルトレインの運行が始まり、これまで区間の延伸や特急くろしおでの利用などサービス拡充を行い、利用者は既に延べ3万人を超えるほど、サイクリストからは好評を得ています。
今回、和歌山線でもようやく、普段運行している定期列車(一部を除く)を利用した取り組みがスタートすることになり、これで県内のJR路線のほぼすべて250kmを超える区間で利用できるようになります。
約7年の歳月を要しましたが、サイクリングが観光に資する可能性を信じて、当初思い描いていたことがようやく実現し、感慨深いものがあります。
特に和歌山線沿線は観光資源も数多く、サイクリングロードの整備も随分と進みました。取り組みに協力いただいた関係の皆様に感謝申し上げるとともに、今後もさらにサイクリングで沿線を活性化させていきたいと思います。
今回の実証実験は今年12月末までで、1列車につき自転車3台限定、完全予約制で日曜日と祝日のみ実施、乗降できる駅は和歌山、岩出、粉河、橋本、五条の5駅のみなど、限定的な運用になっていますが、実証実験を通じて課題を洗い出し、今後の本格的な運用につなげられたらと思います。
皆様もこの機会にぜひ、サイクルトレインを利用し、その魅力を実感するとともに、改善点等あればお知らせください。
詳しくは下記URLをご参照ください。
↓
https://www.jr-odekake.net/railroad/kuroshio/cycletrain/
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20241006/GE00060928.shtml
つるほ 庸介
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